ふる里の気|福島県いわき市の共同園栽培

  • ふる里の気 お問い合わせ

イベント情報

  • 2018.04.17
    里山の暮らし体験 報告1
  • 「ふる里の気」主催、いわき市暮らしの伝承郷との共催で第一回のイベントが4月15日(日)行われました。午前中雨天の天気予報でしたので雨でも可能な茸作り(榾木・ほだぎ)をしました。榾木(ほだぎ)をつくるために木に穴をあけ種駒を打ち込む作業をしました。天候も小雨程度で11時頃には雨はやみ午後3時ごろには晴れ間も見えました。お昼は、スタッフが囲炉裏で作ってくれたトン汁とおにぎりで楽しくいただきました。午後は予定通り「じゃがいも」の植え付けをしました。次回は5月13日(日)に焚火体験・堆肥枠づくり・さつまいもの植え付けを予定しています。近いうちにまとめて詳細を報告したいと思います。

  • 2018.04.17
    花だより 5
  • 今回はタンポポです。どこにでも見られるタンポポですが、日本古来の在来種タンポポと外来の外来種のタンポポがありますね。外来種(西洋タンポポ)は、生育可能場所が広いらしく、繁殖が高いので在来タンポポが少なくなっているようです。また、交配(交雑)により古来の日本タンポポが少なくなっていることもあるかもしれませんね。一方、西洋タンポポは多くの在来種よりも低温に弱く、初春から初夏にかけての寒暖差が激しい条件下では生育できない事もあると言われているようです。いずれにしても日本のタンポポを残していきたいと思っています。みんなで注意深く見て探してみましょう。見つけたら教えてください。保護しながら増やしていきたいですね。(写真など送ってください)

    特徴は、概ね茎の高さが外来種に比べ低く生育場所が限定される。開花時期が短く夏はほとんど見られない。総苞片が反り返っているのが外来種、反り返っていないのが在来種のようです。在来種は総苞の大きさや形で区別できるとされているが交配(交雑)により単純に外見から判断できない個体があると言われています。

     

  • 2018.04.15
    花だより 4
  • 今回は7種類の花芽や花を掲載しました。暖かくなりいろんな花が咲いています。ぜひ現地で見てください。さて、この7種類の花は何でしょうか?

    シャクナゲ・ブルーベリー・ニリンソウ・サクラ・アケビ(五つ葉)・ツツジ・サンショウ

    次回は山菜を掲載したいと思います。

     

     

     

     

     

     

  • 2018.04.07
    地域の「山櫻」の想い
  • 今回は久しぶりの雨、花や農作物には恵みの雨です。しかし農作業には向かないのでゆっくりと机に向かうことが出来ました。ある文章を題材に地域や自然について考えてみました。大国魂神社 宮司 山名隆弘氏の「山桜」について紹介します。少し長いですが原文をそのまま載せましたので是非最後まで読んでみてください。

    山櫻 宮司 山名隆弘

    神社の山の西麓に一本のヤマザクラがい勢よく枝を張っています。 昭和から平成になる頃でしたが、私はふと実生(みしょう)を見つけました。 大切にしょうと思い、古タイヤで囲って育てているうちに、もう三十年も経つと熟女のように育っています。 目高のあたりで幹回りは160㎝ほど。その根元周辺には長鳴鳥(東天紅・トウテンコウ)の群れが遊んでいます。鶏糞がいいこやいになっているのかもしれかもしれません。 この花の色は、この頃だんだん透き通るように白さを増して咲きます。ヤマトヤマザクラの仲間なのでしょう。 私たちこどもの時代は、戦後の食糧難でしたから、夏休みには桑の実や桜の実ーどちらも「ぶんずいろ」ーを争ってもぎったものでっした。口中がアイヌの入れ墨みたいに染まりました。

    おとなになって初めて知ったことは、ソメイヨシノにはサクランボは実らない。ヤマザクラには実がなる、といことでした。 ヤマザクラは鳥たちの餌であり、鳥たちのおかげで、野に山に実生が増えていくのだそうです。 お宮の森の山桜はこうして増えたのでしょう。今、話題にしているサクラの親木はどこにあるのか、と考えてみました。 それは、森の東側、江筋の岸、鈴木英彦家の南の方に立っている木なのではないかと想像しています。 ソメイヨシノは交配種ですが、そのせいで寿命は100年ぐらいとか。ヤマザクラはもっと長生きするのだと思います。

    折しも、国道六号沿いに大震災鎮魂のしるしだといって、さかんにソメイヨシノを植栽しており、今日(二月二二十四日)もおおぜいで植えておられました。 けれども、山崎・菅波から大越、また飯野から下高久、沼ノ内の方へとつながる二十㍍ほどの丘陵一帯は、山桜の宝庫であることは、氏子のみなさんならご承知のことでしょう。昨年二月『いわき桜めぐり』(かたかごの会発行 千円)とゆう素晴らしい本が完成しました。その七十六ページに「里山に美しく咲く平・菅波地区のヤマザクラ」という文章があります。 おみこしのお祭りが近づく頃まで、その風景を賞でることができます。 バイパスの桜並木は、そういうヤマザクラの里の、露払いのような役目を務める事でしょうが私たちはあの大津波のあとも、塩屋埼灯台の山に咲く、ベニヤマザクラのことを知っています。あの年のあサクラほど哀しいものはありませんでした。 汗を流して植えて、下草を刈って、肥料をしたりという手間をかけなくとも”古代石城千三百年の郷土”に咲きつなぎ継いでいる山桜を、もっと大切にしたいと念じています。

    この里になぜヤマザクラが増えてきたのかを考えてみると、それは、入会の山・自家の山に踏み入って、木を樵(こ)る必要がなくなったことが最大の原因でしょう。サクラも燃料になっていたからです。 おふろも囲炉裏も「へっつい」も里山の薪が必要でした。 しかし、そういう時代でも「これは太郎櫻よ。姫様サクラだ。」という心で伐(き)らずに置いた親木があったのです。お宮の森の山桜のように。 サクラは、「作倉」。つまり、種まきの目印、実りを守る霊力、ということを昔々から読み取っていたはずです。

    (もし、山桜を伐るような時には、燻製づくりに最高、エノキとヒラクリダケ栽培によろし、それから浮世絵の板にもってこい、ということを思いだして下さい)                              大国魂神社 社報くにたま通信 第225号 平成30年3月28日発行より

    この「山櫻.」読んで、サクラにまつわる話しについて思い出した事があります。今、三春の滝桜はが満開ですね。多くの人たちが昔から花見を楽しんだことと思います。 この滝桜のそうとう広い範囲の地域の神社神社仏閣や自宅の庭には、滝桜ににた枝垂桜が多く見られます。それは、この桜が「親木」としてこの地に多くの桜を増やしたのではないかという事でした。神社仏閣にも多く見られる事は、鳥たちが運んだだけではなく、近隣の人たちが花見を楽しんだときに、めずらしい桜として実生の苗を持ち帰って植えたこともあったかもしれませんね。

    もう一つは、木の利用です。近所の家には防風林や堆肥にするために樫(カシ)の木や欅(ケヤキ)の木が植えられています。何年かに一度枝祓いをして樹高や枝で建物や通行の邪魔をしないように管理しています。少し前までは優良な薪などになっていました。しかし、今は見向きもされないようになりました。そこで、枝の手ごろなところを頂いて茸(きのこ)づくりをすることにしました。シイタケ・ヒラタケ・ナメコなどの栽培用の菌の植え付けをしました。

    最後に、大震災鎮魂のしるしとする行為そのものは否定しませんが、大震災鎮魂するならなおさら、その地域の成り立ちなどを尊重し、その地域に自生する山桜を植えることが望ましかったのかと思いました。津波の被害を振り返る時必ず言われることがあります。昔から津波の影響が及ぼす地域は何らかの言い伝えが残っているところが多いのです。地名や地形・石碑や言い伝えなどいろいろあり、今回見直されきました。私たちはもう少し地域の特性などみんなで気を遣うことが大切だと再認識しました。また、実施するほうもこういった事に気を配る必要があると思います。

    早速、近くに出かけ散策してきました。確かに「里山に美しく咲く」平・菅波地区のヤマザクラの紹介の通り見事でした。(「わきの桜めぐり」を手に入れて観てみました) 私たちは、何を残して、何を守っていくべきなの でしょうか? 日常のなかで常に「かいわ」をしながら生活する事が大切なのかな? 今回は、ちょっと重い「かわ」でしたね。最後までありがとうございました。

    画像が不鮮明ですが、緑の濃いところは杉林や常緑樹の多いところです。緑の薄いところに山桜が自生してます。この地域がなぜ杉が植林されづに雑木林が多く残ったのか今後調査してみたいと思います。

     

     

  • 2018.04.01
    田植えの準備(苗だし)
  • 今日、市内の稲作農家の手伝いに行ってきました。育苗機で芽出しした苗を苗代に移す作業で気温が高かったのでとっても作業がしやすかったです。今回はミルキークイーンとコシヒカリの2種類でした。これから毎日、種蒔きから苗代に移す作業が1ケ月位続くのかな? 私が10代(50年前ごろ)のころは水苗代に種を蒔いて苗を育てていた記憶があります。その頃は、その苗を手で引き抜いて束にしたものを手で植えていました。今は、機械化が進み特別なもの以外は手植えをすることはないと思いますが、それでも腰を曲げてする作業や力作業がありますので健康(丈夫)でないとできないですね。でも、8人がそれぞれの持ち場を分担し楽しく作業が出来ました。

    感動! お昼ご飯をご馳走になったおかずの中に「浜防風」酢味噌のあえ物をいただきました。私たちの小さい頃は砂浜に沢山生えていましたが今では自然の物はほとんど見られなくなりました。自然の物か栽培ものかは確認しませんでしたが美味しかったです。夜はヨモギの天ぷらを食べました。春を満喫できた1日でした。そうそう桜がどこへ行っても満開でした。